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整形外科のご案内

整形外科は、運動器(骨、関節、筋肉、腱、神経など、体を支えたり動かしたりする器官の総称)の病気、外傷などを診断・治療する診療科です。

診療範囲は、膝・肩・肘・股・足・手指などの関節や頚椎から腰・仙椎にいたる脊椎、これらの動きを支える筋・神経・血管等となり、広い範囲の診療を行います。
対象年齢も高齢者(変性疾患)までと幅広く対応し、スポーツ外傷・障害、骨折・脱臼・捻挫などの外傷、末梢神経障害、リウマチなどの疾病を対象としております。

2023年にはクリーンルームの手術室を完備した新病院が完成し、全身麻酔を含む整形外科全般の手術に取り組んでいます。
何か少しでも不安な点や気になることがありましたら、いつでも気軽に来院下さい。

リハビリテーション部のご案内

病気やけがをされた方の身体能力を可能な限り以前の状態に戻し、早期社会復帰を手助けする医療部門です。
障害の程度をできるだけ軽くすることを目的としたリハビリを専門としています。

対象年齢は高齢者までの幅広い年齢層の患者、多岐にわたる疾患を対象としています。
理学療法士は医師・看護師等他の医療職と密接な連携を取り、十分なリスク管理を行いながらリハビリを実施しています。

PRP療法について

Platelet Rich Plasma (多血小板血漿)療法の略で、血液中の血小板を濃縮後に活性化した成分を用いた再生医療です。
数多くの成長因子を含み、近年アメリカやヨーロッパなどで普及している、非常に注目されている治療法です。

もともと血小板には、血管が損傷した際に、その部分に集まり固まって出血を防ぐ働きがあります。
その際に、血小板から多量の成長因子が放出され組織の修復を高めるため、治癒が困難な組織の修復や関節炎の炎症改善などが期待されています。自己組織のみを用いるため、薬物のような副作用が出る可能性が少ないのも大きなメリットがあります。

加齢とともに関節の痛みや変形を引き起こす変形性関節症の治療では、今までは痛み止めの内服や湿布、場合によりヒアルロン酸やステロイドなどの関節内注射が施行され、それでも改善しない場合は、人工関節などの手術療法しか選択肢がありませんでした。

このPRP療法を行う事により、自分の組織が再生され、人工関節手術を先延ばし、もしくは回避出来るかもしれません。

PRP療法にはいくつか種類がありますが、当院で用いている PFC FD (Freeze Dry) 法では、血液から採取した PRP から更に複数の成長因子を濃縮した凍結乾燥したものを用いるため、通常の PRP 療法よりも高い効果が期待されています。
この治療は、保険適応外の自費診療(税込み220,000円)となりますので、詳しくは担当医 田畑に気軽にお問合せ下さい。

日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究

→ 詳細はこちらから (PDF:184KB)

→ 詳細はこちらから (PDF:191KB)    (研究終了日:2031年9月30日)

→ 詳細はこちらから (PDF:184KB)

担当医のご紹介
整形外科担当医:田畑 祐輔

専門:関節外科 (人工関節など)、整形外科外傷一般

略歴
平成12年3月麻布高等学校 卒業
平成13年4月日本医科大学医学部医学科 入学
平成19年3月日本医科大学医学部医学科 卒業
平成19年4月地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター 初期研修医
平成21年4月日本医科大学附属病院 整形外科 後期研修医
平成23年1~3月National Taiwan University Hospital 留学
平成23年10月大洗海岸病院 整形外科
平成24年10月東京医科歯科大学 システム発生再生医学分野
平成28年4月花と森の東京病院 整形外科
平成30年11月武蔵野総合病院 整形外科
令和2年4月東京医科歯科大学システム発生再生医学分野 非常勤講師
日本医科大学付属病院 助教
令和2年10月日本医科大学千葉北総病院 整形外科 医局長
令和3年10月~現職
資格
医学博士
日本整形外科学会専門医
難病指定医
身体障害者福祉法指定医
所属学会
日本整形外科学会
日本人工関節学会
日本脊椎脊髄病学会
日本透析医学会
受賞歴
2014年整形災害外科学研究助成財団 奨励賞
2018年日本リウマチ学会 第5回ベーシックリサーチカンファレンス 優秀演題賞
2018年日本医科大学大学院 最優秀研究賞
2019年日本整形外科基礎学術集会 優秀演題賞
研究発表・プレスリリース

東京医科歯科大・日本医科大・慶大・産総研、軟骨遺伝子疾患の原因遺伝子であるSox9の発現システムを解明

軟骨遺伝子疾患の原因遺伝子であるSox9の発現システムの解明
-先天性骨軟骨形成異常症の病態解明へ向けた発見-

学会発表 (2018年以降)

学会名:第36回 日本骨代謝学会学術集会 (2018)
演題名:軟骨特異的遺伝子SOX9のenhancerを含んだ転写複合体の解明

学会名:第19回 運動器科学研究会 (2018)
演題名:軟骨特異的遺伝子SOX9のenhancerを含んだ転写複合体の解明

学会名:第5回 JCRベーシックリサーチカンファレンス (2018)  優秀演題賞受賞
演題名:軟骨細胞に必須の転写因子Sox9の部位特異的エンハンサーを含んだ転写複合体の解明

学会名:第6回 臨床骨ネットワーク研究会 (2019)
演題名:軟骨発生に必須の転写因子Sox9の部位特異的エンハンサーを含んだ転写複合体の解明

学会名:第32回 日本軟骨代謝学会 (2019)
演題名:軟骨細胞に必須の転写因子Sox9の部位特異的エンハンサーを含んだ転写複合体の解明

学会名:第37回 日本骨代謝学会学術集会 (2019) シンポジウム Rising Stars in Skeletal Biology
演題名:軟骨細胞の発生・分化に必須の転写因子Sox9の部位特異的エンハンサーを含んだ転写複合体の解明

学会名:第34回 日本整形外科学会基礎学術集会 (2019) 優秀演題賞受賞
演題名:軟骨に必須の転写因子Sox9の部位特異的エンハンサーを含んだ転写複合体の解明

学会名:第68回 日本透析医学会学術集会・総会 (2023年)
演題名:透析患者及び非透析患者に対するステロイド膝関節内注射の比較検討

学会名:第32回 日本腎不全外科研究会学術集会 (2023年)
演題名:透析患者及び非透析患者に対するステロイド膝関節内注射の比較検討

主要論文

Comparison of Intra-articular Knee Injection of Corticosteroid between Hemodialysis and Non-hemodialysis Patients.
Yusuke Tabata, Satoshi Omori, Osamu Mitsuhashi, Kazuo Enomoto, Yuki Sawano, Noriyoshi Murotani, Koichiro Omori, Yoichiro Tabata, Tokifumi Majima.
JMA Journal. 2023, Jul 14;6(3):307-311.

Transient osteoporosis of the hip with a femoral neck fracture during follow-up: a case report.
Yusuke Tabata, Shuhei Matsui, Masabumi Miyamoto, Koichiro Omori, Yoichiro Tabata, Tokifumi Majima.
JYMS journal. 2022, September 26.

The Relationship between Perivertebral Venous Cement Embolism and Balloon Expansion Pressure in Balloon Kyphoplasty.
Yusuke Tabata, Shuhei Matsui, Masabumi Miyamoto, Takao Nakajima, Tokifumi Majima.
JMA journal. 2021,Oct 15;4(4):367-373.

Reverse Z-effect phenomenon in a basicervical femoral fracture using cephalomedullary nail with two superior antirotation screws: A case report and procedure evaluation.
Yusuke Tabata, Shuhei Matsui, Masabumi Miyamoto, Takao Nakajima, Tokifumi Majima.
Trauma Case Reports. 2020 Dec 9;31:100384. doi: 10.1016/j.tcr.2020.100384. eCollection 2021 Feb.

Transcriptional, epigenetic and microRNA regulation of growth plate.
*Yusuke Tabata, *Ryo Nakamichi, *Ryota Kurimoto (*:equally first author), Hiroshi Asahara
Bone. 2020 Aug;137:115434. doi: 10.1016/j.bone.2020.115434. Epub 2020 May 16.

Combinatorial CRISPR/Cas9 approach to elucidate a far-upstream enhancer complex for tissue-specific Sox9 expression
Yusuke Tabata-Mochizuki, Tomoki Chiba, Kensuke Kataoka, Satoshi Yamashita, Tempei Sato, Tomomi Kato, Kenji Takahashi, Takeshi Miyamoto, Masashi Kitazawa, Tomohisa Hatta, Tohru Natsume, Shinro Takai, Hiroshi Asahara
Developmental Cell. 2018 Sep 24;46(6):794-806.

A case of rotational restriction of the forearm due to abnormal configuration of pronator quadratus muscle.
Yusuke Tabata-Mochizuki, Takuya Sawaizumi, Ryu Tsunoda, Gen Horiguchi, Shuhei Matsui, Shinro Takai.
Hand Surg. 2013;18(2):247-50.

Ligamentum flavum hematoma in the Lumbar Spine:
a report of three cases and review of the literature.
Yusuke Tabata-Mochizuki, Masabumi Miyamoto, Yoshikazu Gembun, Shunsuke Konno, Ryu Tsunoda, Kentaro Sudo, Shinro Takai
J.Orthopaedics 2011;8(4)e11

整形外科担当医:俊 浩一
外来診療時間・担当医表
整形外科
8:30 - 11:30田畑
(祐)
田畑
(祐)
田畑
(祐)
田畑
(祐)
田畑
(祐)
休診
15:00 - 17:00田畑
(祐)
休診休診田畑
(祐)
休診休診休診

※診療時間外でも対応できる可能性があります。詳細については電話でご確認ください。