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入れ歯

DENTURE

入れ歯

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入れ歯

合わない入れ歯を入れていると、しゃべりずらく、食べずらいですよね。時には痛みを生じてしまうこともあります。
また、これから初めて入れ歯を入れようとお悩みの方もいらっしゃると思います。
人にばれてしまうのが恥ずかしい、ちゃんと昔みたいに咬めるようになるの?などなど不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

一口に入れ歯と言いましても、患者様の状態に応じて様々な種類があります。大きくわけると、「部分入れ歯」と「総入れ歯」にわけられます。 部分入れ歯とは残っている歯にバネをかけ歯と粘膜で維持をもとめるものです。総入れ歯とはすべて抜けてしまった顎堤に床を作り粘膜のみで維持をもとめるものです。

入れ歯の役割

歯を失ってしまい、放置したままでいるとどのような問題が生じるのでしょうか。
大きく分けると、咀嚼障害、発音障害、嚥下障害、感覚障害、審美障害などが考えられます。

咬む(咀嚼)は、人が新生児から幼児へと移行する過程で、自然に学習し体得する生命維持に必要不可欠な機能です。健全な歯並びの人が、奥歯を1本失うだけで、咀嚼効率は約50%に低下することが知られています。
次に発音は、人とのコミュニケーションをはかるうえで必要不可欠な機能です。

また嚥下障害についてですが、適切に設計された入れ歯を入れると、咬み合わせと顎の位置が改善され、嚥下がスムーズになることがわかってきました。また失われた感覚の改善もはかられ、歯ざわり、歯ごたえ等の食感を大切にする、日本人にはとても重要な人工臓器とも考えられます。

前歯がないと著しく見た目を損ない、人前に出るのもはばかられるほどです。唇からのぞく、適度な白さと大きさを備え左右の対称性を保ってバランス良く並んだ前歯は、違和感を与えません。歯のない期間が長期に及ぶと、歯は移動し歯並びは乱れ、咬み合わせがずれ、筋肉や顎の関節に障害をもらたすことも少なくありません。
一般的にあまり良くないイメージの入れ歯かもしれませんが、生活を豊かにする助けとなるのが入れ歯です。
きちんとした入れ歯を入れることで、元気で長生きをしたいものです。

入れ歯の種類
レジン床義歯

人工歯も含め、全体がプラスチックでできています。
強度を確保するため、どうしても厚みが必要になり、平均1,5~2mmの厚みが必要なために、ある程度の違和感が避けられません。適合もレジンの特性上、金属床にくらべると不利になります。
一方で、修正が簡単にできるので、歯を抜いて間もなく歯ぐきの状態が安定していない場合などはレジン床の利点が生かされる場合もあります。

金属床義歯

口蓋や顎堤の一部分が金属でできています。
金属は強度が高いため、薄くできるのが最大の利点です。温度の変化もレジン床に比べると感じやすく、薄いためしゃべる時の違和感も少なくなります。
最近はチタンやコバルトという金属を用いた入れ歯もあり、さらに軽い入れ歯を作ることができるようになりました。

磁性アタッチメント義歯

残った歯と入れ歯に磁石を付けることで、磁力で固定するタイプの入れ歯です。使用するのは小型磁石ですが、安定性が高く、入れ歯がずれたり、外れたりすることがなくなります。
特に下顎の総入れ歯の場合、浮き上がりが少なくなり、より良く噛めるようになります。一般的な入れ歯のようにクラスプ(留め具)が付いていませんので、自然な見た目が特徴です。

テレスコープ・コーヌスクローネデンチャー

一般的な部分入れ歯は、自分の歯の代わりとなる人工歯と、粘膜の上に乗る歯茎と似た色の床[しょう]、これらを残っている歯に固定するためのクラスプ(留め具)からなります。テレスコープデンチャーは、クラスプではなくクラウンが付いており、残っている歯をすっぽりと覆って維持させる入れ歯になります。クラスプ(留め金)がないことで、安定しやすく、自然な見た目が最大の利点です。
また、コーヌスの入れ歯は取り外しが可能です。局部床入れ歯に比べて安定感が高く、支台となる歯の負担も軽くすみます。
ただし、支台となる歯を大きく削らなければなりません。

インプラントを用いたデンチャー

入れ歯の支えに、1本でもインプラントを入れることで、驚くほど、しっかりかめる入れ歯になります。
インプラントが支えになりますので、入れ歯の金具による歯への負担も軽くなりますし、顎骨への負担も軽くなり、入れ歯の圧力による顎骨の吸収を防ぎます。全てインプラントにすると高額になりますが、この方法だと比較的費用も安くできます。
しっかりと固定されるので、取り外しをする必要がありません。最近、磁石を取り付けることができるインプラントも開発され、取り外し式の入れ歯に使うなど、いろいろな方面に臨床応用が進んでいます。

部分入れ歯

部分入れ歯はパーシャルデンチャーと呼ばれることもあります。
歯が何らかの原因で無くなってしまい、しかもブリッジの適応とならない場合には、部分入れ歯による治療が選択されることがあります。残っている歯に金具をかけて入れ歯を維持させます。
保険治療の場合には金属の「クラスプ」が付いたタイプの部分入れ歯しかありませんが、保険外治療の場合になりますと、クラスプが付いていないものや白いクラスプのものなど、様々なタイプのものがあります。

ソフトクラスプデンチャー(ノンクラスプデンチャー)

薄く、軽く、弾力のある入れ歯です。入れ歯の床自体で歯に固定させますので、留め金が無い入れ歯に出来ます。また入れ歯を薄く出来るので、装着感が良くなり、違和感が少なくなります。
非常に見た目も良く、目立ちにくいのが特徴です。 また、金属アレルギーの方にも安心して使用できます。