木を見て森を見ず
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対症療法というのは、今ある症状に対して治療を行い、症状を緩和する処置のことです。しばしば、とりあえず治療してほしいという人が来院されるのですが、本当に悪くなった原因を突き止めず、症状だけを取り除くのはその場しのぎでしかないのです。表面的な症状を『噛み合わせが悪いから削って合わせましょう。』とか、『色があってないからセラミックで合わせましょう。』なんていうのも対症療法です。

木を見て森を見ず。

それが対症療法なのです。もちろん急性症状がある場合には対症療法が必要なこともあります。急性の腫脹(はれ)や痛みには抗生剤や鎮痛剤を投与することもありますが、よほどのことがなければ薬を出すこともありません。

一方、根治的療法とはその症状が生じた原因を推測し、取り除くことにより健康を維持することです。お口のなかだけでなく全身まで視野を広げて検査を行い、患者様の症状がどういった原因によって引き起こされているのかを突き止めています。原因が判明した場合は丁寧にご説明したうえで、その原因を取り除く治療を行います。もちろん、我慢できないほど激しい痛みがある場合などは、まず患部の痛みをなくす対症的療法から入らなければなりません。しかし、より重要なのは同じ症状が再び起こらないように根治的な治療をすることです。

医療とは疾患の原因、本質を診査で得られた情報から診断し、それに対する治療を提案、実施し、再発防止策や健康増進を啓蒙していくものであると考えています。もちろん歯を削ったり、抜いたりなんて行為はしないに越したことはないので、しっかりとした治療を提案したいと思っていますし、皆さんに真の予防を実践していただきたいと考えています。
患者様がいつまでも健康なお口を維持できるよう、対症的ではなく将来的な可能性まで見据えた根治的療法を行っています。

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